もやもやが晴れないまま結局あたしの誕生日になった。


「真優~!ハッピーバースデー♪」

雅が朝一番に飛びかかってきた。
「雅...ありがと」

「どした?テンション低くない?」

「そんなこと…」

「真優~誕生日プレゼントだょ~。ハッピーバースデー♪」

突然亜美が抱きついてきた。亜美とあたしは全然一緒にいないのに、てかどっちかっていうと
あたしのこと、目の敵にしてなかったっけ?

「あ、ありがと」
あたしは戸惑いながらニコニコと笑う亜美からプレゼントをうけとる。

「あー先越されたなあ。」
雅が怒った素振りであたしにプレゼントを渡した。

「ありが..」
「真優~開けてみて~」
亜美が甘えたこえをだす。