「真優!!それもしかして、涼二君にもらったの?」

雅が飛び付いてきた。
あたしの指輪があぶない!!(笑)

あたしは右手を上にあげて雅から遠ざけた。

「そうだよ♪ペアなの」
つい自慢げにいってしまう。

「いいなあ!!それ、ティファニーの新作じゃん!!涼二君頑張ったね~」

雅が机にたおれこんだ。
ティファニー、その言葉にまわりのクラスメートたちも寄ってきた。

「なになに?真優、ティファニーもらったの?」
係りが一緒の深雪ちゃんが羨ましそうにいった。

ティファニー!?
あたしは手のひらがじっとりと汗ばんだ。