人目でお兄さんだとわかった。
「あ、あたし、水城真優です!!涼二とお付き合いさせてもらってます!!」

は、はずかしー!!
あたし、叫んでたよ…

お兄さんはしばらくあたしを見つめると興味がなくなったかのようにイヤホンを耳につけた。
「あ、そう」


そして部屋からでてった。

「...え?」
あたしは呆然とした。