「真優、今日俺んち来ないか?」 放課後、雅と遊んだあと、こうして必ず涼二と会っていた。 「いくいく」 あたしはメロンソーダを吸いながら頷いた。 わーい 涼二ん家なんて始めて!! ちょっと緊張する。 「お母さんとか今家いるの?」 「いないよ。兄貴がいるかも」 兄貴なんていたんだ。 きっと、涼二とおなじくかっこいいんだろーなー。 「兄貴に惚れるなよ?」 涼二はあたしの頭の中を読んだのかムッとしたようにいった。