テーブルに涙が水溜まりをつくる。

あたしはごしごしっと目をこすると顔をあげた。

優しい顔をした、涼二と目が会う。

「涼二、あたし前に進むよ」

決めた。
あたしは、涼二と会って希望が見えた。
だから、強くなろうと決めたんだ。

「真優…!」

「だから..あたしと」

「真優!!」


あたしの一生一大の告白は涼二によっと止められた。

「俺に言わせて。」
涼二は真剣な顔をするとあたしの顔を両手ではさんで持ち上げた。

「真優が好きだ。始めて会ったとき、なんて綺麗な瞳をした子だろうって思った。きっと、俺の知らないこと、たくさん見てきた瞳だなって思ったよ。守りたいなんて、大きなことはいわない。ただ、一緒に乗り越えていきたいんだ。真優、俺と付き合って。ずっと一緒にいるから。約束する。」

あたしは何を言われてるのかわからなかった。
あまりに驚きすぎて。


涼二は会ったときからいつも、あたしが想像もしていなかったことばっか言うね。


ただ、わかったのは
あたしなんかを綺麗って言ってくれたこと。
また涙が溢れた。

それと、あたしは大好きな人に告白されたんだってこと。


あたしの本当の初恋が動き出したんだ。