「無理だから」

あたしはそっけなく言うと目の前のメロンソーダにめをうつした。

「なんで?」

純粋そうなかおなくせに。

「なんでも。あたしは女で涼二は男だから」

「そんな固いこと言わないで。別になにもしないし。ただ、ここ…ちょっと居ずらくない?」

え?とあたしは横をみるとあわてて視線を涼二にうつした。

涼二も困った顔をしている。

隣では雅と彼氏があっつ~いチューをしていた。


涼二との質問大会に夢中になりすぎて気づかなかった。

そりゃ、かれかのだし、長い間あってなかったわけだし…チューくらいするんだろーけどさあ!!


なんか、気まずいし!!

涼二がニヤッと笑った。
「場所、変えようか」