気だるい身体で寝返りをうつと……
肘をついてと横になり、私を見つめるハヤトがいた。
「目、覚めた?」
目覚めに見る初めてハヤトに胸がドキッとしたのに、平然を装った。
「ヤっちゃた?」
「ああ、濃厚にね。覚えてないわけ?」
覚えてないわけがない。
ずっと求めてたんだから……。
汗ばんだ首筋。
下から眺めた喉仏。
髪を撫でる長い指。
一つになった瞬間に、色っぽくこぼれたハヤトのかすれた声。
全部……全部、覚えてる。
昨日ハヤトが、「彼女と別れた」なんて言ったから。
だから酔ったフリをして誘った。
新人研修で初めて会った時からずっと好きだった、同期で親友のハヤトを。
肘をついてと横になり、私を見つめるハヤトがいた。
「目、覚めた?」
目覚めに見る初めてハヤトに胸がドキッとしたのに、平然を装った。
「ヤっちゃた?」
「ああ、濃厚にね。覚えてないわけ?」
覚えてないわけがない。
ずっと求めてたんだから……。
汗ばんだ首筋。
下から眺めた喉仏。
髪を撫でる長い指。
一つになった瞬間に、色っぽくこぼれたハヤトのかすれた声。
全部……全部、覚えてる。
昨日ハヤトが、「彼女と別れた」なんて言ったから。
だから酔ったフリをして誘った。
新人研修で初めて会った時からずっと好きだった、同期で親友のハヤトを。
