「おかあさ……」 玄関に立っていたのは……。 「暦くん…?塾は……?」 なぜか暦くんがいた。 時間的に、まだ塾のはず。 「白雪姫、今テレビ見てるか?」 「ううん」 リビングに移動し、テレビをつけてみると…… 『今、14時現在〇〇市、〇〇市では警報が出ており――』 警報……。 「だから暦くん、帰って来たんだね」 「ああ」