「多分海の底にあるはずなんです!」 「歌の底ね?なら蛍さん私に捕まっていて津波を起こして海を切り開くから」 「はい!…え?!海を切り開く?!」 言葉の意味に気づいた時にはもう遅かった イヴの鳴らした大きな法螺貝の音色の合図で海が綺麗に真っ二つに切り開かれた 「すげぇ!」 「蛍さんピアノってあれですか?」 イヴが指差す方向には痛んだ古びたグランドピアノがあった