☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~

ただひらすら走って、走って、走りつづけて、ようやく立ち止まったとき、わたしは学校からはなれた公園の中にいた。


わたしはベンチに腰かけた。


わたしの乱れた心とは裏腹に、公園はひっそりと静まりかえっている。


風はそよともしない。



わたしはベンチに座ったまま、泣き崩れた。


赤ちゃんを失っただけでも辛くて悲しくて、一生消えることのない痛みを背負ったのに、さらに友達から裏切られ、毎日学校ではひどいことをされ、たとえ故意ではなかったとしても、彼氏までもが目の前であんなことを・・・。




家に帰ったとき、叱られるのは分かっていた。


当然、学校から昼からの授業をさぼったことを伝えられているだろう。


案の定、家に帰るなり、お母さんからそのことを問い詰められた。


でもわたしは何も言わなかった。


学校であったことも話さなかった。


いじめのことを話して、お母さんにまでそのことで、心配をかけたくないと思った。


わたしの妊娠や中絶のことで、お母さんも大変だったのだから・・・。