☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~

「そりゃ、医者になるからな。」


剛はそう言って、にっこりした。


それからベッドの脇の引き出しを開けると、引き出しの中から、コンドームを取り出した。


「ねぇ、剛・・・、」


わたしは剛に話しかけた。


「わずかな確率だけど・・・、でももし、赤ちゃんができたときには・・・、そのときは、一緒に育てようね・・・。」


「うん、もちろんだよ。」


剛はうなずいた。


「約束だよ。」


「うん、約束。」


わたしたちはベッドの上で、指きりげんまんをした。


小指と小指をはなしたあと、剛はわたしの頭に手を置き、優しく髪をなでながら、こうささやいた。


「美里、18歳、おめでとう。愛してる・・・。」



剛の顔がそっと近づいてきて、わたしたちの唇と唇がふれあった。


剛の指先が、ワンピースのファスナーを下ろしていく。