わたしの緊張を察したのか、剛はわたしをいつものようにひざの上に乗せると、優しく髪をなでながらこう言った。
「何も心配しなくていいよ。美里がしたくなるまで、おれは何もしないから・・・。」
剛の手は何て、大きくて優しいんだろう。
わたしは髪をなでる彼の手を感じながら思った。
「したくないとかじゃなくて・・・。ただ・・・、緊張してきただけだよ・・・。」
わたしは素直に、自分の今の気持ちを言った。
「おれだって、緊張してるよ。」
剛はにっこりした。
「えっ、そうなの?」
わたしは信じられないという顔をした。
「大好きな彼女を初めて抱くって思ったら・・・、そりゃ、男だって、緊張するに決まってるだろ。」
「ふーん、そうなんだ・・・。」
わたしは何だか急におかしくなってきて、笑い出した。
「何がおかしいんだよ?」
剛は、わざと不機嫌そうに言ってみせる。
「だって、剛もわたしと同じ気持ちなんだなぁって、思って・・・。」
「ふーん・・・。」
「何も心配しなくていいよ。美里がしたくなるまで、おれは何もしないから・・・。」
剛の手は何て、大きくて優しいんだろう。
わたしは髪をなでる彼の手を感じながら思った。
「したくないとかじゃなくて・・・。ただ・・・、緊張してきただけだよ・・・。」
わたしは素直に、自分の今の気持ちを言った。
「おれだって、緊張してるよ。」
剛はにっこりした。
「えっ、そうなの?」
わたしは信じられないという顔をした。
「大好きな彼女を初めて抱くって思ったら・・・、そりゃ、男だって、緊張するに決まってるだろ。」
「ふーん、そうなんだ・・・。」
わたしは何だか急におかしくなってきて、笑い出した。
「何がおかしいんだよ?」
剛は、わざと不機嫌そうに言ってみせる。
「だって、剛もわたしと同じ気持ちなんだなぁって、思って・・・。」
「ふーん・・・。」


