☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~

かっちゃんはポケットに手を突っ込むと、わたしに差し出した。


「これも一緒に供えてやってくれ。」


かっちゃんの手の平には、二個のキャラメルが乗っていた。


わたしは黙ったまま、キャラメルを見つめた。



「あの・・・、よかったら・・・、かっちゃんも一緒にお供えする・・・?」


わたしはたずねた。


思いがけず、口から出た言葉だった。


「えっ・・・?いいのか・・・?」


かっちゃんはたずねた。


「うん・・・。」


わたしはうなずいた。




わたしはかっちゃんを連れて門を開けた。


それから玄関のドアに近付き、ドアの鍵を開けて、家の中に入った。


かっちゃんと一緒に家の中に入るのは、三年振りのことだ。


家の中には、誰もいない。


お父さんは仕事で職場にいるし、お母さんも今日は出かけていて、まだ帰ってきていない。




わたしは階段を上って二階に上がり、部屋のドアを開けた。


かっちゃんも一緒に部屋の中に入る。