そのとき剛が目を開けた。
「17歳の誕生日、おめでとう!」
剛はそう言って、ベッドの下から花束を取り出すと、わたしに差し出した。
チューリップの花束。
でも今年は赤ではなく、紫のチューリップの花束だ。
「どうもありがとう!」
わたしは花束を受け取った。
「そのネックレスは誕生日プレゼント。イヤリングとおそろいだよ。美里が眠ってる間に、こっそり首にかけといたんだ。」
剛は微笑んで言った。
「剛、ありがとう!とっても嬉しいよ!」
わたしはベッドの上で、剛に抱きついた。
剛はわたしを抱きしめて、わたしの髪を優しくなでてくれた。
「剛、紫のチューリップの花言葉って何?」
わたしは花束を見つめながら剛にたずねた。
「秘密。」
剛は一言そう答えた。
「ねぇ、教えてよ。」
わたしはせがんだ。
「これからもずっと一緒にいたいから、紫のチューリップをあげたんだ。」
剛はそう言うと、にっこりした。
花言葉は教えてくれなかったけれど、剛が言いたいことは分かった。
「17歳の誕生日、おめでとう!」
剛はそう言って、ベッドの下から花束を取り出すと、わたしに差し出した。
チューリップの花束。
でも今年は赤ではなく、紫のチューリップの花束だ。
「どうもありがとう!」
わたしは花束を受け取った。
「そのネックレスは誕生日プレゼント。イヤリングとおそろいだよ。美里が眠ってる間に、こっそり首にかけといたんだ。」
剛は微笑んで言った。
「剛、ありがとう!とっても嬉しいよ!」
わたしはベッドの上で、剛に抱きついた。
剛はわたしを抱きしめて、わたしの髪を優しくなでてくれた。
「剛、紫のチューリップの花言葉って何?」
わたしは花束を見つめながら剛にたずねた。
「秘密。」
剛は一言そう答えた。
「ねぇ、教えてよ。」
わたしはせがんだ。
「これからもずっと一緒にいたいから、紫のチューリップをあげたんだ。」
剛はそう言うと、にっこりした。
花言葉は教えてくれなかったけれど、剛が言いたいことは分かった。


