☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~

そうだよね・・・。


剛だって本当は、好きな人とセックスしたいよね・・・。


でも万が一のことを考えて、わたしが18歳になるまで待ってくれている。


万が一妊娠しても、赤ちゃんを産んで、二人で育てられる環境になるまで待ってくれている。


今、避妊に失敗して、わたしが妊娠したら、二人とも困ることが分かっているから・・・。



わたしは決して、剛のそばをはなれない。


剛に寂しい想いをさせたりしない。


絶対に、剛を裏切らない。


いつも支えてもらってばかりだけど、わたしももっと剛を支えられるようになりたい・・・。



わたしは剛のぬくもりを感じながら、眠りについた。




目覚めたとき、カーテン越しに朝の光が差し込んでいた。


クリスマスの朝。


わたしの誕生日の朝。


剛はとなりで眠っている。


そのとき、何かひんやりとするものを首元に感じ、わたしは首元に手を当てた。


金属の鎖のようなものが手にふれる。


軽く持ち上げてみると、それは金のネックレスだった。


しかもそのネックレスには、きのう剛からもらったイヤリングと同じチューリップの飾りがついている。