☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~

寝室のドアを閉められ、明かりが消されると、暗がりの中で、剛がベッドの中に入ってきた。


二人で同じ布団をかけて、同じまくらの上に頭を乗せる。


セックスはまだしない。


でも二人でこうして一緒に寝ているだけで、何だかすごくどきどきしてくる。



「美里、17歳おめでとう。おやすみ。」


剛がささやいた。


「おやすみ。」


わたしもささやき返した。


そして目を閉じた。



「美里・・・、もう寝た・・・?」


剛の体温を感じながら、うとうとしはじめた頃、剛が小声でたずねた。


「ん・・・?何・・・?」


わたしは目を開けた。


すぐそばで、剛がわたしを見つめている。


「美里、ありがとう・・・。」


剛は優しくそう言った。


「ありがとうを言うのは、わたしのほうだよ。」


わたしは言った。


「わたしは剛に甘えてばかりで、いつも支えてもらってて・・・。わたしなんて、剛に何にもしてあげられてないし・・・。」