☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~

「もしかして、セックスのこと?」


剛はたずねた。


わたしはうなずいた。


「そうだな。美里のこと好きだから、もちろんしたいって思うよ。」


剛は言った。


「でも美里はまだ高二だし、万が一のことを考えると、やっぱりまだやめておいたほうがいいんじゃないかと思う。美里は、どう思う?」



「わたしも剛と同じ気持ち。」


わたしも答えた。


「剛としてみたいって思うけど・・・、でもやっぱり妊娠のことが不安なの・・・。

避妊しても、失敗しちゃうことはあるし・・・。わたし、もう二度と中絶はしたくないの・・・。」


「おれ、前から考えてたんだけど、セックスは美里が18歳になってからにするのはどうかな?」


「18歳になってから?」


「うん。美里が18歳になっていれば、高校生活はあと残り一学期しか残ってないから、万が一、避妊に失敗して妊娠しても、美里はそのまま高校に通って卒業できる。

そしておれは大学を卒業して、春から病院で働ける。美里と子供を養っていくことができる。

だから、そのときには結婚して、子供を一緒に育てよう。

もし美里が高校を卒業したあと、大学に行く場合は、大学を休学して、子供を産めばいい。」


「剛、ありがとう・・・!」