☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆１４歳の妊娠・・・ ～セックスを軽く考えないで～

二人は両親を説得しつづけ、駆け落ち話まで飛び出し、最終的には二人の両親も由衣の出産を認めた。


出産費用は、双方の両親が半分ずつ払ってくれることになった。


晃司は高校を中退し、すぐにでも働くつもりでいたけれど、晃司の両親がどうしても高校を卒業することを望んだため、晃司はこのまま高校に通いつづけることになった。


そして高校に通いながら、アルバイトをしてお金をため、卒業後に就職し、由衣と正式に結婚して、三人で新しい生活を始めることが決まった。


晃司が高校を卒業するまでは、由衣と生まれてくる赤ちゃんは由衣の両親とともに暮らし、由衣の両親が子育てを手伝ってくれることになった。


彼氏が赤ちゃんを望んでくれたから、そして互いの両親の協力を得ることができたからこそ、由衣は安心して赤ちゃんを産めることになった。




でも本当に大変になるのは、赤ちゃんが生まれてからだ。


由衣は一人のお母さんとして、赤ちゃんが立派な大人に成長するまで、育てていかなければならない。


愛情をたっぷりそそぎ、ときには優しく、ときには厳しく。



それは、晃司も同じだ。


彼も一人のお父さんとして、赤ちゃんを育てていかなければならない。


就職して、家族を養っていかなければならない。