☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~

わたしと梓は二人を居間に残したまま、静かに部屋を出た。


そしてメモ用紙におじゃましましたと書いて、玄関のところに置くと、靴をはいて外に出た。




由衣と晃司。


二人は新しい命を、彼らのもとに迎えることを望んでいる。


でもまだ由衣が赤ちゃんを産むことができると決まったわけではない。


これから二人は、両親に妊娠のことを話さなければならない。


どんなに二人が赤ちゃんを望んでいても、両親から反対されてしまうかもしれない。


中絶しろときつく言い聞かせられるかもしれない。


わたしがかつて、両親から言い聞かせられたように・・・。




二人の決意は固かった。


そして晃司も赤ちゃんを望んでくれたから、由衣の決意はより強いものになったのかもしれない。


二人の両親は、初めは出産に反対した。


子供の将来のことを考えれば、親が反対するのは仕方のないことなのかもしれない・・・。


でも二人は諦めなかった。