☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~

沈黙を破ったのは、晃司のほうだった。



「そうか・・・、できたか・・・!」


晃司は、信じられないほど明るい表情を浮かべて言った。


「それじゃあおれたち、これからパパとママになるんだな!」


「えっ・・・、それって・・・?」


由衣は目を大きく見開いた。


「当たり前じゃん!」


晃司はうなずいた。


「おれ、子供大好きだし、由衣ちゃんとおれの子供、絶対ほしいよ!だから産んでくれ!」


「ありがとう・・・。」


由衣は微笑んだ。


微笑みながら、由衣の目からは涙がぽろりとこぼれ落ちた。


彼氏から赤ちゃんを産んでほしいと言われた安堵感と喜び。



「おれ、高校やめて働くよ。由衣ちゃんと子供のために稼ぐから。そして来年、18になったら結婚しよう。

男は18にならないと結婚できないから、しばらく待ってもらわないといけないけど。」


「うん!晃司くん、ありがとう・・・!」


二人はテーブル越しに手と手を握り合った。