☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~

わたしと梓は顔を見合わせた。


高校一年生のときに、由衣と晃司はとなりあって座っていた。


仲が良さそうだということは、何となく気づいていたけれど、二人が付き合っていたとは、知らなかった。



「いつから付き合ってるの?」


梓はたずねた。


「半年くらい前から。」


由衣は答えた。


「晃司にはこのことは、まだ話してないの?」


「まだ話してない・・・。」


「じゃあ、今から晃司をここに呼ぼう。」


「えっ・・・?」


由衣は梓の顔を見た。


「これは由衣だけの問題じゃないよ。当然、まともに避妊しなかったあいつにも責任あるんだし、二人でちゃんと話し合わないと。由衣、ちょっと携帯貸して。」


梓は由衣から携帯電話を受け取ると、晃司の電話番号を探し出し、電話をかけた。


すぐに晃司が電話に出た。


晃司は由衣から電話がかかってきたと思ったらしい。


「もしもし・・・、晃司?ちょっと、わたしはあんたのハニーじゃないよ!

わたしは梓。由衣の携帯借りてかけてんの。

晃司、ちょっと今から、由衣の家に来て。重大な話あるから。」