☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~

「ねぇ、由衣、ちょっといいかな・・・?」


「うん、いいけど・・・。」


わたしは由衣を教室の外に連れ出した。


梓も何事だろうかと、一緒にやって来た。




わたしは周りに誰もいないところまでやってくると、ひそひそ声で由衣にたずねた。


「もしかして・・・、生理遅れてない・・・?」


「そういえば、まだきてない・・・。」


由衣は答えた。


「率直に聞くけど・・・、妊娠した可能性はある・・・?たとえば二、三週間くらい前に、そういう覚えない・・・?」


「確かに・・・、覚えはあるけど・・・。」


「相手の人、ゴムは付けてた?」


「ううん。でもあのときは、外に出したから、大丈夫のはずだし・・・。」


わたしの心配は、確信へと変わっていった。


「外出しは避妊じゃないよ・・・。」


わたしはできるだけ冷静な口調で言った。


「そうなの?」


由衣ののほほんとした表情が、一気に不安な表情へと変わっていく。