でも・・・、赤ちゃんを下ろしてしまうなんて・・・。


赤ちゃんの命を絶ってしまうなんて・・・。



そんなの、できない・・・。


絶対に、いや・・・。




わたしの赤ちゃん。


わたしのおなかのなかで生きている、たった一つの命。



このときは本気で産みたいと思っていた。


たとえ反対されても――。