☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~

「そう。赤いチューリップの花言葉は、愛の告白なの。」


「そうなの・・・。」


「美里は、誰からもらったの?もしかして男の人?」


「えっ、別に、そういう人からもらったわけじゃないし・・・。赤いチューリップがきれいだから、たまたま誕生日にくれたんじゃないかな・・・。」




知らなかった。


赤いチューリップの花言葉が、愛の告白とは・・・。


でも多分、剛は花言葉を知らなかったのだろう・・・。


知っていたら、わたしに赤いチューリップを選ぶわけがないし・・・。


それにクリスマスだから、赤い花にしたのかもしれない・・・。


わたしは赤いチューリップを見つめながらそう思った。




わたしは花瓶にいけた赤いチューリップを、わたしの部屋の机の上に飾った。


チューリップの赤く艶やかな花びらを見ていると、まるで抱きしめられたみたいに、胸が熱くなってくる。


赤は、愛の色だ。