「よかった。」
剛もにっこりした。
「美里ちゃんの大切な人にも、オルゴール聞かせてあげたら、きっと喜ぶよ。」
わたしには、剛が誰のことを言っているのか分かった。
剛は美幸のことを言っているのだ。
「うん、そうする。」
わたしは大きくうなずいた。
お昼近くまでゆったりと過ごしてから、きのうのあとかたづけをして、わたしと梓は剛の部屋をあとにすることにした。
まず梓が先に出て、外で待っていた。
あとからわたしもブーツをはいて、外に出ようとしたとき、ふいに剛がわたしを呼び止めた。
彼はわたしに何か言おうとしているようだったけれど、結局何も言わなかった。
わたしたちは新年にまた会う約束をして別れた。
帰り道の途中で梓と別れ、一人で自転車に乗って家に帰り着くと、わたしはプレゼントや花束を抱えて家の中に入った。
「ただいま。」
「美里、お誕生日おめでとう!」
家に入るなり、お母さんがわたしにお祝いの言葉を言った。
「あら、ずい分とたくさんプレゼントもらったのね。お母さんとお父さんからもプレゼントあるから、あとで見てね。」
「うん、ありがとう!」
わたしはお母さんに向かってにっこりした。
剛もにっこりした。
「美里ちゃんの大切な人にも、オルゴール聞かせてあげたら、きっと喜ぶよ。」
わたしには、剛が誰のことを言っているのか分かった。
剛は美幸のことを言っているのだ。
「うん、そうする。」
わたしは大きくうなずいた。
お昼近くまでゆったりと過ごしてから、きのうのあとかたづけをして、わたしと梓は剛の部屋をあとにすることにした。
まず梓が先に出て、外で待っていた。
あとからわたしもブーツをはいて、外に出ようとしたとき、ふいに剛がわたしを呼び止めた。
彼はわたしに何か言おうとしているようだったけれど、結局何も言わなかった。
わたしたちは新年にまた会う約束をして別れた。
帰り道の途中で梓と別れ、一人で自転車に乗って家に帰り着くと、わたしはプレゼントや花束を抱えて家の中に入った。
「ただいま。」
「美里、お誕生日おめでとう!」
家に入るなり、お母さんがわたしにお祝いの言葉を言った。
「あら、ずい分とたくさんプレゼントもらったのね。お母さんとお父さんからもプレゼントあるから、あとで見てね。」
「うん、ありがとう!」
わたしはお母さんに向かってにっこりした。


