☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~

「梓も二つもプレゼント、用意してくれてたの?」


わたしはびっくりして梓を見つめた。


「当たり前だよ。」


「ありがとう!」


わたしは梓に抱きついた。


梓も剛も、なんていい人たちなんだろう・・・。



梓からの誕生日プレゼントは、コサージュのついた白いニットの帽子だった。


「ほら、かわいいでしょ。美里に一番似合うと思って、これにしたの。」


そう言って、梓はわたしの頭に帽子をかぶせ、鏡の前に立たせた。


その帽子は、まさしくわたしにぴったりだった。



少しして、剛が寝室から出てきた。わたしは剛に駆け寄った。


「剛お兄さん、誕生日プレゼントありがとう!」


わたしは剛にお礼を言った。


梓にしたように、剛にも抱きつきたい気分だったけれど、それはやめておいた。



「美里ちゃん、お誕生日おめでとう。プレゼント、喜んでもらえたかな・・・?」


剛はたずねた。


「うん、すごい嬉しいよ!」


わたしはにっこりした。