交番までたどりつくと、わたしたちは事情を説明して、酔っ払いを警察官に引き渡した。
酔っ払いは、まだわめきつづけている。
交番から出ると、わたしと剛はようやく息をついた。
「どこもけがはない?」
剛は心配そうにたずねた。
「うん・・・、大丈夫。」
わたしは言った。
腕をつかまれたところが、ちょっと赤くなっているだけだ。
「ごめん。もっと早くおれが来てたら、よかったんだけど・・・。」
「ううん。助けてくれて、嬉しかった。どうもありがとう。」
わたしは軽く頭を下げ、剛に感謝のまなざしを向けた。
それからバッグを開けて、なかからきれいに折りたたんだハンカチを取り出した。
「じゃあ、これ、お返しします。」
わたしは両手でハンカチを持ち、ハンカチを剛に差し出した。
「うん。わざわざ返しにきてくれて、ありがとう。」
剛はハンカチを受け取ると、ジーンズのポケットの中にしまった。
「それじゃあ遅くなるから、わたし、帰りますね。」
わたしがそう言ったとき、剛がこう言った。
「送っていくよ。」
酔っ払いは、まだわめきつづけている。
交番から出ると、わたしと剛はようやく息をついた。
「どこもけがはない?」
剛は心配そうにたずねた。
「うん・・・、大丈夫。」
わたしは言った。
腕をつかまれたところが、ちょっと赤くなっているだけだ。
「ごめん。もっと早くおれが来てたら、よかったんだけど・・・。」
「ううん。助けてくれて、嬉しかった。どうもありがとう。」
わたしは軽く頭を下げ、剛に感謝のまなざしを向けた。
それからバッグを開けて、なかからきれいに折りたたんだハンカチを取り出した。
「じゃあ、これ、お返しします。」
わたしは両手でハンカチを持ち、ハンカチを剛に差し出した。
「うん。わざわざ返しにきてくれて、ありがとう。」
剛はハンカチを受け取ると、ジーンズのポケットの中にしまった。
「それじゃあ遅くなるから、わたし、帰りますね。」
わたしがそう言ったとき、剛がこう言った。
「送っていくよ。」


