☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~

「ずい分と遠くの高校に通ってるんだね。」



「ええ、まあ・・・。」



「いつも梓の面倒を見てくれてありがとう。梓って、ああ見えて、けっこう友達作るのが苦手なんだよな。

だから美里ちゃんと仲良くなれて、すごい嬉しそうだよ。」



「わたしも、梓と仲良くなれて、嬉しいです・・・。」





少しの間、沈黙が訪れた。


わたしはまたもや、水をちょびちょび飲み始めた。


すると、剛が沈黙を破って、こうたずねた。


「あのさ、美里ちゃんって、もしかしてけっこう人見知りするタイプ?」


この質問とまったく同じ質問を、わたしは前にされたことがある。


「いえ、そんなことないですよ。」


わたしは水の入ったコップをテーブルの上に置き、慌ててそう言った。



「それなら、よかった。」


剛は微笑んだ。


笑うと、梓によく似ている。


「おれなんかに、気使わなくていいからね。梓としゃべるときみたいに、話してくれていいよ。」


「はい・・・。」


「なんか、美里ちゃん見てると、もう一人、妹ができた気になるんだよね。」


「そ、そうですか・・・。」