☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~

わたしは剛と一緒に歩道を歩き始めた。


剛は梓のお兄さんだから、危なくない。


夏休みには何日間か一緒にいたし、別に下心があるわけでもなさそうだから、ファミリーレストランに行くくらいいいだろう。




コンビニの五軒隣に、ファミリーレストランはあった。


わたしたちはレストランの隅のほうの席に座った。


ウエイトレスが水を持ってやってきた。


わたしたちはメニューを見て、どれを注文するか選んだ。


注文するものが決まると、剛がウエイトレスを呼び寄せて、マカロニグラタンを注文し、わたしはオレンジジュースを注文した。



こうして二人で座ったものの、何を話せばいいのか分からず、黙ったまま、水をちょびちょび飲んでいると、剛のほうから話しかけてきた。



「美里ちゃんって、この近くに住んでるの?」



「近くっていうか、自転車で十五分くらいのところです。」


わたしは答えた。