☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~

「あっ、剛さん、」


わたしは声を上げた。


「どうして、こんなところにいるんですか?」


「おれ、この街に住んでるんだけど。」


剛は言った。


「えっ、そうなんですか?」


「うん。この街の大学に通ってるから。」




そういえば、医学部のある有名な大学がわたしの街にはある。


剛が普段は大学の近くの別のところに住んでいることは、梓から聞いて知っていたけれど、彼がその大学に通っているとは知らなかった。


「これから腹ごしらえをしに、そこのファミレスに行こうかと思ってるんだけど、よかったら美里ちゃんも来る?」


剛はたずねた。


「えっ・・・。」


わたしは一瞬とまどった。


知り合いとはいえ、大人の男の人とレストランに行くのは、どうだろうかと・・・。


「あっ、ご両親が食事作って家で待ってるから、誘ったらいけなかったかな?」


剛は少し残念そうな顔をした。



「いえ、そんなことないです。」


わたしは慌てて首を振った。


「それじゃあ、ジュースくらいなら・・・。」


「うん。じゃあ、行こうか。」


「はい。」