☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~

わたしの手から、雑誌がすべり落ちた。


わたしは慌てて、雑誌を床から拾い上げ、もとの場所に戻した。


たった今見た光景が、目に焼きついて離れない。




もしかしたらとは、思っていた。


ひょっとして、あのあとかっちゃんは利栄子と付き合い始めたのではないかと・・・。


しかしただ思っていたのと、実際に自分の目で見るのとでは全然違う――。




どうしてよりによって、利栄子なんかと付き合うの?


あんな最低な女と付き合うなんて、かっちゃんはどうかしている。


かっちゃんの新しい彼女が、全然知らない子だったら、こんなにショックは受けなかっただろう・・・。


かっちゃんが新しい恋をしていることを、現実として、素直に受け入れられたかもしれない。


でも利栄子と付き合うなんて・・・。




二人がキスしていた場面が蘇ってくる。


もしかしたら・・・、


わたしと付き合ってたときから、かっちゃんは浮気してたのかな・・・。


かっちゃんは誤解だと言ったけれど、本当は誤解じゃなかったのかな・・・。




利栄子は、さぞご満足なことだろう。


わたしを学校から追い出して、わたしからかっちゃんを奪って、かっちゃんとラブラブになれて。