☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~

「今はいないよ。」


わたしは答えた。


「彼氏に愛想つかして、別れたばかりだからね。」


梓も言った。


「そうなんですか・・・。」


孝雄はほっとしたような表情を見せた。


「ねぇ、もしかして、麻里奈のことが好きなの?」


梓が詮索のまなざしを孝雄に向けた。


「いえ、そんな・・・。」


孝雄は顔を真赤にした。


「みえみえじゃん。」


梓は笑った。


「じゃあ、わたしがあんたを素敵な男に変身させてあげよう。そしたら、麻里奈だって、振り向いてくれるかもよ。」


「へ、変身・・・?」


「はっきり言うけど、麻里奈はおしゃれだから、今のあんたじゃ、物足りないんじゃないかな。

もちろんあんたは勉強できるし、人がいいのは知ってるけど、それにプラスアルファがあったほうがいいと思う。今日の放課後、空いてる?」


「ええ、まあ・・・。」


「お金は持ってる?」


「いくらかは・・・。」


「じゃあ、放課後、街に買い物に行こう。」