☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~

友情っていいなと、わたしは思う。


いつでも助け合って、相手を思いやる。


そして心の支えになる。


寂しいときには、一人じゃないってことを伝える。


それでこそ、真の友情。




その翌々日、わたしと梓は思いがけないことを知ることになった。


梓と二人で、昼ごはんのお弁当を食べていたときだった。


誰かが、わたしたちのそばにやってきた。


顔を上げて見てみると、そこにいたのはわたしの左隣の席の、あのがり勉の孝雄という男の子だった。


「あの・・・、ちょっと二人に聞きたいことがあるんですけど・・・。」


孝雄はもごもごとわたしたちに言った。


「何?」


梓はたずねた。


孝雄はわたしたちのほうにかがむと、ひそひそ声でこうたずねた。


「あの・・・、橋本さんって、彼氏いるんですかね・・・?」


橋本さんというのは、麻里奈のことだ。