☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~

お姉ちゃんと比べられるのが、辛かった。わたしなんて、お母さんにとっては、いらない子なんだって思ってきた。


寂しくてたまらなくなって、どうして自分はこんな思いをしながら、生きているんだろうって、むなしく思えてきて、思わず手首を切っちゃったこともあった。


だからね、わたしはあの人を愛してたんじゃなくて、ただすがりたかっただけなんだと思う。ただ寂しさを、まぎらわせたかっただけなんだと思う。


美里と梓がわたしのこと心配してくれて、正直嬉しかったし、彼氏が遊び人だったってことと、自分の本当の気持ちが分かって、よかったって思ってる。二人には感謝してるよ。」



「麻里奈はダメな子なんかじゃないよ!」


梓は声を上げた。


「そうだよ!」


わたしも声を上げた。


「麻里奈はいいところがいっぱいあるよ。繊細で、清楚な感じがして、とってもかわいい女の子だよ!」


「麻里奈みたいに、ネイルアートがうまい子はいないよ!手先が器用で、メイクだってうまいし、ヘアアレンジだってうまいし、何のとりえもないって言うなんて、そんなのバカげてるよ!」



「ありがとう。」


麻里奈は微笑んだ。


「だって、これは本当のことだよ!だから麻里奈は、もっと自信を持っていいよ!」


「うん・・・!」


「寂しいときは、わたしたちがいることを忘れないでね!わたしたちは、いつも麻里奈の見方だから。」


「うん、ありがとう!」