「うん。彼氏にあのときは断ってごめんなさいって、謝って、そのあと思いっきり甘い声で、わたしもホテル行きたくなっちゃったって、言ってみたの。」
「えっ、えーっ・・・!?」
「マジで・・・!?」
「そしたらね、あの人、めちゃくちゃ喜んで、急に優しくなって、そのときからなーんか、怪しいなぁって思い始めたんだ。」
「それで・・・?」
「どうなったの・・・?」
「ホテルに行って、あの人に先にシャワー浴びてって言ったの。それで、あの人がシャワー浴びてる間に、あの人の携帯見てみたんだ。
もしかしたら、ロックされてるんじゃないかと思ったけど、早くシャワー浴びるほうに気がいってたみたいで、電源も入ったままだった。
それでね、携帯見たとたん、もう呆れかえっちゃって。だって携帯に入ってるメールは、どれもハートマークがついたメールばかりで、しかもメールの送信者の女の人の数っていったら、もう数え切れないほどで。
わたし、仕返しに、携帯に登録されてた電話番号とかメールとか、全部削除した。それからバカヤローって、マジックで紙に書いて、それをまくらの上に置いて、一人でホテルから出て行ったんだ。」
「よくやったよ、麻里奈!」
梓ははしゃいで言った。
「あいつ、きっと、ご機嫌でシャワー室から出たとたん、腰抜かしたはずだよ!」
「そんなひどい人と別れてよかったね、麻里奈!」
わたしも明るく言った。
「えっ、えーっ・・・!?」
「マジで・・・!?」
「そしたらね、あの人、めちゃくちゃ喜んで、急に優しくなって、そのときからなーんか、怪しいなぁって思い始めたんだ。」
「それで・・・?」
「どうなったの・・・?」
「ホテルに行って、あの人に先にシャワー浴びてって言ったの。それで、あの人がシャワー浴びてる間に、あの人の携帯見てみたんだ。
もしかしたら、ロックされてるんじゃないかと思ったけど、早くシャワー浴びるほうに気がいってたみたいで、電源も入ったままだった。
それでね、携帯見たとたん、もう呆れかえっちゃって。だって携帯に入ってるメールは、どれもハートマークがついたメールばかりで、しかもメールの送信者の女の人の数っていったら、もう数え切れないほどで。
わたし、仕返しに、携帯に登録されてた電話番号とかメールとか、全部削除した。それからバカヤローって、マジックで紙に書いて、それをまくらの上に置いて、一人でホテルから出て行ったんだ。」
「よくやったよ、麻里奈!」
梓ははしゃいで言った。
「あいつ、きっと、ご機嫌でシャワー室から出たとたん、腰抜かしたはずだよ!」
「そんなひどい人と別れてよかったね、麻里奈!」
わたしも明るく言った。


