☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~

「うん。彼氏にあのときは断ってごめんなさいって、謝って、そのあと思いっきり甘い声で、わたしもホテル行きたくなっちゃったって、言ってみたの。」


「えっ、えーっ・・・!?」


「マジで・・・!?」


「そしたらね、あの人、めちゃくちゃ喜んで、急に優しくなって、そのときからなーんか、怪しいなぁって思い始めたんだ。」


「それで・・・?」


「どうなったの・・・?」



「ホテルに行って、あの人に先にシャワー浴びてって言ったの。それで、あの人がシャワー浴びてる間に、あの人の携帯見てみたんだ。


もしかしたら、ロックされてるんじゃないかと思ったけど、早くシャワー浴びるほうに気がいってたみたいで、電源も入ったままだった。


それでね、携帯見たとたん、もう呆れかえっちゃって。だって携帯に入ってるメールは、どれもハートマークがついたメールばかりで、しかもメールの送信者の女の人の数っていったら、もう数え切れないほどで。


わたし、仕返しに、携帯に登録されてた電話番号とかメールとか、全部削除した。それからバカヤローって、マジックで紙に書いて、それをまくらの上に置いて、一人でホテルから出て行ったんだ。」




「よくやったよ、麻里奈!」


梓ははしゃいで言った。


「あいつ、きっと、ご機嫌でシャワー室から出たとたん、腰抜かしたはずだよ!」


「そんなひどい人と別れてよかったね、麻里奈!」


わたしも明るく言った。