☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~

しかしなかには愛し合っていても、すれ違いがあったりして、結果として別れてしまう人もいるだろう。


愛が強かった分、悲しみも深いだろう。


それでもやっぱり本当の恋をした人は、本当の恋を知らない人よりも、幸せだと言えるのではないだろうか。


本当の恋は、人を大きく成長させる。




梓ならきっと、とびきり素敵な大恋愛ができるよ。





長々とおしゃべりをしているうちに、いつの間にか夜中の二時になっていた。


「そろそろ寝ようか。」


梓が言い、


「うん、そうしようか。」


わたしも言った。





寝る前にお手洗いに行き、廊下の電気を消して、梓の部屋に戻ろうとしたとき、わたしはふと、天井に四角く開いている天窓を見上げた。


天窓からは、限りなく漆黒に近い夜空と、夜空に浮かぶ白い月が見えた。


わたしは月を見上げながら、手を合わせて美幸にお祈りした。




お母さんは今、お友達の家にいます。


そしてお友達の家から、お月様を見ながら、美幸にお祈りしているよ。