☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~

「ところで梓は彼氏いないの?」


わたしは逆に同じ質問を梓に返した。


「もしいたら、とっくに美里にしゃべってるよ。」


梓は笑いながら答えた。


「梓ってスタイルいいし、顔もかわいいし、なんか男の子から見ても魅力的なんじゃないかなぁ。」


「まぁ、高校に入学してから、二人から告られたことはあるよ。二人とも二年生だったけど。」


「へーえ、そうなんだ・・・!」


「でも振っちゃった。」


「どうして?」


「だって二人とも、わたしに惚れてたっていうより、わたしの見た目に惚れてただけなんだもん。そんなんじゃ、付き合いたくないよ。


わたしって、こう見えて、けっこうロマンチックなんだ。わたしのこと、本当に愛してくれて、大切にしてくれる人としか付き合いたくないの。


せっかくの青春時代に彼氏作らないのはもったいないとか、色んな人と経験したいって言う人もいるけど、わたしはそれじゃいやなんだ。


わたしはね、運命の人が現れるのを待っていたい。そして誰にも経験できないような大恋愛するの。だからそれまでは、わたしの体は誰にもさわらせない。」


「そうなの・・・。」