梓は玄関に向かい、わたしはバッグを持って、二階の階段を上った。
木造りの階段はときおり、みしみしと音が鳴る。
階段を上りきると、天窓があって、青空が見えた。
わたしは短い廊下を通って、突き当たりまでやってきたものの、ふと立ち止まった。
二階の突き当りには、ドアが二つあった。
どちらの部屋だろう?
まぁ、わたしと梓の他に人はいないみたいだし、どちらを開けてもいいかな。
わたしはそう思って、ノックをせずに、左側のドアを開けた。
ところがそのとたん、わたしはびっくりして、バッグを落としてしまった。
部屋の中には、若い男の人がいた。
正確にいうと、若い男の人と一匹の猫がいた・・・。
その男の人はメガネをかけていて、椅子に座り、本を読んでいた。
そして男の人の膝の上では、気持ち良さそうに、黄色っぽい色のトラじまの猫がお昼寝をしていた。
木造りの階段はときおり、みしみしと音が鳴る。
階段を上りきると、天窓があって、青空が見えた。
わたしは短い廊下を通って、突き当たりまでやってきたものの、ふと立ち止まった。
二階の突き当りには、ドアが二つあった。
どちらの部屋だろう?
まぁ、わたしと梓の他に人はいないみたいだし、どちらを開けてもいいかな。
わたしはそう思って、ノックをせずに、左側のドアを開けた。
ところがそのとたん、わたしはびっくりして、バッグを落としてしまった。
部屋の中には、若い男の人がいた。
正確にいうと、若い男の人と一匹の猫がいた・・・。
その男の人はメガネをかけていて、椅子に座り、本を読んでいた。
そして男の人の膝の上では、気持ち良さそうに、黄色っぽい色のトラじまの猫がお昼寝をしていた。


