☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~

梓は玄関に向かい、わたしはバッグを持って、二階の階段を上った。


木造りの階段はときおり、みしみしと音が鳴る。


階段を上りきると、天窓があって、青空が見えた。



わたしは短い廊下を通って、突き当たりまでやってきたものの、ふと立ち止まった。


二階の突き当りには、ドアが二つあった。




どちらの部屋だろう?


まぁ、わたしと梓の他に人はいないみたいだし、どちらを開けてもいいかな。


わたしはそう思って、ノックをせずに、左側のドアを開けた。


ところがそのとたん、わたしはびっくりして、バッグを落としてしまった。




部屋の中には、若い男の人がいた。


正確にいうと、若い男の人と一匹の猫がいた・・・。


その男の人はメガネをかけていて、椅子に座り、本を読んでいた。


そして男の人の膝の上では、気持ち良さそうに、黄色っぽい色のトラじまの猫がお昼寝をしていた。