☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~

電車に揺られること二時間、わたしは電車を下車した。


改札口の外では、梓が待っていた。


梓は麦藁帽子をかぶり、キャミソールにショートパンツ姿で、足元はウェッジソールのサンダル。


すっかり真夏の装いだ。




「久し振りー。」


「会いたかったよー。」


わたしたちは、数週間ぶりの再会を喜び、抱き合った。


「はい。これ、おみやげ。」


そう言って、わたしはケーキの箱の入った袋を差し出した。


梓は笑顔で受け取った。


「ありがとう、これケーキ?嬉しいな!じゃあ、行こうか。」




梓に連れられて、わたしは駅の外に出ると、バスに乗った。


高校に行くバスとは違う行き先のバスだ。


バスの乗客はお年寄りが多い。