☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~

「美里って、呼んでいい?」


「うん。」


梓にそう聞かれ、わたしはうなずいた。


「わたしのことも、梓って呼んでいいからね。梓さんなんて、呼ばれたら、気持ち悪いから。」


「うん、分かった。」




スタイルに見合わず、梓はよく食べるほうだった。


お弁当は米粒一つ残さない。


世の中には食べても太らない、うらやましい体質の人がいるのだなぁと、わたしは彼女の食べっぷりを見ながら思った。



これが初めて梓と会話した日だった。




梓はそれ以来、毎日のように一緒に昼ごはんを食べようと誘ってきた。



なぜだか分からないけれど、梓はわたしに好意を持ってくれているようだった。


でも親しくなろうとか、そういうことは期待せずにおこう。


わたしの思い違いだったら、いやだから。