ほぼ同時に動き始めたメルディ軍とシェーダ反乱勢力。 王都と国境という距離から、連携を取るには時間が掛かる。 だが、連絡に時間を掛けていては戦は長引き、終結のタイミングを逃すどころか、他国からの侵略も考えられる。 そのため、両勢力の頭脳は味方の動きを予想し、連絡なく連携を取らねばならないのだった。 その中でライラとアデルの練った策は、協力と利用の複雑なラインを描き、絡み合い、やがて大きな一つのうねりとなってシェーダ国を包もうとしていた。