「いやぁっ!!」
甲高い悲鳴が、砦内の廊下に反響する。
衛生兵の一人である彼女は、医療品の管理について知りたいことがあると見張りの兵士に牢から出され、歩いている途中で急に振り返った兵士によって、冷たい壁へと押しつけられていた。
「止めて!離して!!」
中年の兵士は若い娘の両腕を頭の上で押さえ付けると、小さな身体に肥えた自身の身体を密着させた。
「あまり騒ぐな。人が来るだろう」
下卑た笑みを浮かべた男は、空いている手でゆっくりと少女の上着を捲り上げる。
少女は涙目になった瞳を見開き、声を失う。
「こんな姿見られたら、恥ずかしいのはお前も一緒だろう?」
肉の乗った頬が、醜く緩む。
少女の身体が恐怖に震えた。
知らない男に無理矢理犯される。
男の腰には、飾りではない剣がぶらさがっていた。
抵抗したら、殺されるかもしれない。
(いや……助けて!)
上着を捲られ露わになった膨らみに男が手を伸ばしたと同時に、男は後ろから襟首を捕まれ、そのまま後ろへと投げ飛ばされた。
