正装とドレスだったため、汚さないようにと初めから服を脱いでいたが、脱ぎ散らかしたためどちらもしわが寄ってしまっていた。
まぁいいか、と気にせずアデルは両方を畳むと、ベッドに潜るルイの元へと戻ってきた。
ベッドを揺らさぬよう、腰を下ろす。
そして、ルイの枕元に畳んだドレスをそっと下ろした。
「これは貰ってくれ。俺からのプレゼントだ」
「でも、本当によいのですか?」
「うん?」
「安い物でないことくらい、わかります」
ルイは目を伏せると、申し訳なさそうに声を萎めた。
「理由もなくいただくなんて……」
「理由ならたくさんあるだろう?」
「え?」
顔を上げたルイの前で、アデルは指折り数え始めた。
