金色の師弟


気分がいいのは、きっと昨晩ルイを抱いたからだ。
そんなことをぼんやりと考えながら、アデルは目蓋を持ち上げた。
薄い太陽光が微かに部屋を照らしている。
まだ夜も明け始めたばかり。
気持ちのいい一日の始まりに、アデルは隣ですやすやと寝息を立てるルイの頭を撫でた。
もちろんベッドは一人のためにと作られたもののため、二人の間には隙間などなかった。
壁との間にルイを閉じ込め、アデルは幸せそうに頬を緩める。

(こんなに気分がいい朝は初めてだな)

柔らかな金色の髪を撫で、アデルはそっと口付ける。
それだけのことで、胸が満たされていく。