金色の師弟


ルイとて、アデルの弟子としてそれなりにアデルの性格を掴めてきている。
彼は絶対にルイをからかいにやってきた。
間違いない、断言する。
ルイは真っ青になりながら、クッキーが盛られた皿まで駆ける。
すでにスポンジはオーブンの中なので、三人は特にすることもなく話していただけだった。
何やら面白くなりそうで、ノルンは頬を緩める。

ルイが皿にたどり着いた時には、すでにアデルとライラは三つの皿を見比べているところだった。

「見たところ、どれも普通に美味そうだよな?」

「あぁ。見た目は普通だ」

二人の眉間には、くっきりとしわが刻まれている。
相当ひどい評判が出回っているらしい。