ルイの笑顔から、彼女がその相手を心から信頼していることが伝わる。
ノルンは苺を凝視し、慎重な手つきでへたを取りながらルイに尋ねた。
「料理は任せっきりだったということは、他の家事は出来るの?」
「はい。料理以外は一人で生活出来る程度に」
「偉いわね。私は家事全般が駄目なのよ……」
「ふふ。私も料理以外は出来ません」
意外なミーナの言葉に、二人は手を止め彼女を見た。
二人の視線を受け、ミーナはおどけたように舌を出す。
完璧と思われる姫にも、苦手分野はあるらしい。
可愛らしい姿に、ルイとノルンは思わず笑みを零した。
