金色の師弟


会談は三日目となったが、解決案が浮かぶことはなかった。
同日の午後。
ここのところ、朝昼は会議で休息は夜中のみ。
さすがに疲れただろうと、三人は午後の会議はなしに決めた。

そして、久しぶりの自由時間を得たミーナは、お昼時を過ぎ人が疎らになった調理室でお菓子作りに勤しんでいた。
偶然近くで手合せをしていたルイとノルンも、美味しそうな匂いに釣られ、お菓子作りに交ざる。

長く伸ばされた藍色の艶やかな髪を高い位置で一つに結い上げたミーナの姿は、一国の姫というよりは美しい看板娘という方が似合っていた。

「ミーナ姫はお料理がお得意なのですか?」

ボウルに入った生クリームを泡立てながらルイが尋ねた。
ミーナは微笑みながら頷く。
薄力粉を振るいながら、ボウルの中を混ぜていた。
隣ではノルンが、感心した様子でお皿や型の準備をしている。