金色の師弟


一人の人間としての答え。

ルイは茫然とその笑顔を見つめていた。

「幻滅した?」

「そんなことありません!」

首を傾げたイアンに、ルイは力強く反論し立ち上がる。

真っ直ぐなイアンの瞳に、ルイはアデルを重ねていた。

自分に正直な姿が、眩しかった。

「……少し、ミーナと話をしてみようかと思う」

「お話、ですか?」

「うん。僕と結婚しませんかって」

「え、えぇ!?」

突然の告白に、ルイは声を引っ繰り返らせた。

ルイの驚き様に、イアンは予想通りだとくすくす笑う。

「だって、こんなにも僕はミーナが好きなんだ。言ってみる価値はあると思うんだ」

同盟国だしね、と加えてイアンは笑った。

ミーナの気持ちを知っているルイとしては、反対する理由などない。

だが、あまりにも堂々としたイアンの態度に驚いてしまった。