金色の師弟


オネストの夜は、メルディよりもずっと静かで、逆に夜空は騒がしい。

星たちが笑顔を浮かべて談笑している。

そんな感想を抱きながら、ルイは一人城内を歩き回っていた。

ルークと洗濯をしたあと、暇だったのでメイドたちを手伝い寄宿舎の掃除をした。

ついでに夕食の買い出しもしたものだから、気持ち良く眠れる程には疲れている。

それでも、何となく外に出てきてしまったのは、考えたいことがあったから。

(……どうすればいいんだろう)

アデルに諦めてもらうには、どうすればいいのか。

ルイの頭ではいい案など浮かばず、ふらふら歩き回る結果となったのだ。