金色の師弟


「凄いなぁ、ルイは」

唖然としているルークに、ルイは苦笑した。

「凄くなんてないよ。だから、こうしていろいろしてるの」

強くないから、訓練をして。

出来ることなんて些細なことばかりだから、出来る限りは協力して。

せめて、自分が出来ることはやりたい。

だから、凄くなんてない。

微笑を浮かべたルイを見つめ、ルークは首を振った。

「やっぱり、ルイは凄いよ。アデル隊長がシェーダの部下よりもルイに目を掛ける理由が、わかる気がする」

「え?」

アデルの話が出てきたことで、ルイは手の中の洗濯物を落としそうになった。

慌てて抱えなおすと、平然とした顔を取り繕って洗濯物干しの作業に戻る。